古民家再生

古く趣ある建物に
現代の強さと暖かさを
こんなお客様におすすめ
- 築50年~100年程度の家を改修して住みたい方。
- 古民家の趣を活かした空間に憧れる方。
中島工務店の古民家再生が選ばれる理由
- 「暗い・寒い・地震が怖い」を解消。精密診断に基づいて改修し、暖かく頑丈な家にします。
古民家らしさを活かしつつ、現代の暮らしに合わせた間取りや動線、デザインを提案します。 - 古民家の貴重な材料や設えを「活かしどり」し、改修後の住まいに活かします。
- 古民家や社寺など伝統的建築物の改修を手掛けてきた技術と経験を活かします。
※活かしどり:家具・建具・部材等を廃棄せず、取り置いて再利用する。
古民家再生のメリット
新築ではつくれない趣ある空間を実現できます。
樹脂やアルミといった新建材がなかった時代に建てられた古民家は、木・土・紙など自然素材だけでできています。大量生産の新建材と違い、自然素材は一点もの。ひとつひとつがその家にしかありません。すべてを再利用できるわけではありませんが、柱・梁などの構造材はできるだけ再利用し、建具なども新しい住まいの設えに活かすように計画します。
その家で長い年月を刻んできた唯一無二の部材は、ほかでは決して手に入らない印象的な空間を形づくります。
新築に比べ税金が抑えられます。
固定資産税は築年数が経つほど下がっていき、25年もすると新築時の約2割になります(物価上昇がない限り、それ以降は下がりません)。 古民家はそれよりずっと古い建物なので、固定資産税は新築の約2割に抑えられます。
また、その建物にもともと住んでいた場合は不動産取得税もかかりません。購入する場合も、古い建物で評価額が低いため、新築に比べて不動産取得税は抑えられます。
古民家再生の注意点
精密診断が必要です
数十年から百年以上を経た建物は、どれほど頑丈に見えてもあちこち劣化しています。安心・安全・健康・快適に暮らすためには、構造がどの程度強いか、雨漏りしていないか、腐っていないかなどその建物の状態を的確に判断し、改修する方法を導き出さなくてはいけません。そのために精密調査が必要です(税別30万円/調査・診断・改修提案を含む)。床下や小屋裏にも入って部材やその接合部の状態を確認。住宅医の手法に則り、劣化対策(耐久性)・耐震性・断熱性・省エネルギー性・バリアフリー性・火災時の安全性という6つの性能について分析・診断し、改修計画を立案します。
解体しないとわからないことがあります
古民家には、解体して初めてわかる不具合があります。精密調査でできる限り調べますが、すべてを把握できるわけではありません。床下や壁の内部で木材が腐食していたり、シロアリ被害があったり。問題が発覚した時点で対処方法を考えるしかないため、予定していた設計を変更したり、余分に費用がかかったりする場合があります。
古民家再生の行程

古民家再生の手法と
費用が増減するポイント
費用が増減するポイント
既存建物の状況、規模によって異なります。費用が増減するおもなポイントをまとめました。
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スケルトン改修
構造を残して、ほかをすべて解体・補強する方法。古民家の場合はほぼスケルトン改修が必要です。構造を温存しながら解体し新しい部材と接合しながら補強するため、設計の自由度は高いが総費用は同規模の新築並みかそれ以上になる場合も。
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基礎
古民家では石に柱を直接置いた「石場建て」が通常で、現代の基準に合う基礎にするためには大規模な工事が必要になります。具体的な方法は精密診断の結果しだいですが、建物を持ち上げて改修する「揚げ屋」が必要な場合はそうでない場合より費用が高くなります。
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屋根
既存のままでよいか、葺き替えるかによって大幅に費用が変わります。劣化状態によりますが、一度も葺き替えていない場合は葺き替えが必要な可能性が高いです。
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躯体の劣化状況
柱や梁など構造を支える部分(躯体)が劣化しているほど費用がかかります。劣化した躯体は取り替えなければいけませんが、古民家は現代と違う構法でつくられているため、新しい部材を元と同じように組むことはほぼできません。そのため、周辺部材も含めて取り替えなければならない場合もあります。
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耐力壁
追加する耐力壁の個所数によります。既存の建物の壁量が少ないほど、たくさんの耐力壁を追加しなければならないため費用がかかります。